目次

【1】活性酸素とは?
解ってはいますが忘れがちな事。私達は呼吸により酸素を取り入れ、食べ物からエネルギーを取り込んでます。生きていくために必要な呼吸活動。取り入れる酸素の一部(2%程)は「活性酸素」と呼ばれる物質に変化します。活性酸素は、体内に侵入した細菌やウイルスから体を守る大切な役割を持っているのですが、過剰に発生すると、自分自身の細胞をも攻撃してしまうのです。活性酸素は、普通の酸素に比べて、細胞を酸化させてしまう力が強いのが特徴です。活性酸素による細胞のダメージは、老化や動脈硬化、ガン、生活習慣病などの要因になると考えられています。

【2】活性酸素・・・必要だけど増やしたくない!
活性酸素は、呼吸する限り体内で発生するものです。生活習慣や生活環境により、活性酸素がさらに増加しやすくなることも知られています。ストレスや喫煙、暴飲暴食、食品添加物、紫外線、排気ガスなどの大気汚染・・・活性酸素が増大してしまう生活は身近に溢れています。そもそも、必要な物質です。ポイントは、私達が生きていく為に必要な『呼吸と食』。呼吸により入ってくる活性酸素は食によるコントロールが可能です。

【3】抗酸化作用を持つ食品のパワー
抗酸化作用とは、活性酸素を抑制する働きのことを言います。もともと私達の身体には体内で抗酸化酵素(抗酸化作用を持つ酵素)が作られ、活性酸素の抑制に働く体内構造が備わっています。しかしながら抗酸化酵素を作り出す力は20代をピークに低下、40代壮年期には減弱してしまいます。体内での抗酸化酵素の生成を高めるためにも、食から抗酸化作用を持つ栄養素を摂取することが非常に大切です。
・抗酸化ミネラル~抗酸化酵素の生成や活性に関わります。牡蠣、牛肉、豚肉、うなぎ、干しエビ、
         ココア、レバー、いわし丸干し、しょうが、海藻、豆類などに含まれます。
・抗酸化ビタミン
 βカロテン~体内でビタミンAに変化。抗酸化作用を持ち皮膚や粘膜を健康に保つために働きます。
       にんじん、トマト、ほうれん草などに含まれます。
 ビタミンC~主に細胞質や血液中で活性酸素の抑制に働きます。
       果物、野菜、いも類などに含まれます。
 ビタミンE~主に細胞膜の酸化を防ぎます。
       種実類、アボガド、かぼちゃなどに含まれます。

【日本茶の抗酸化力は凄い!】
緑茶は各食品や飲料の抽出成分に比べても格段に高い効果を持っています。活性酸素を消去するビタミンとして、β-カロテン・ビタミンE、ビタミンCなどが有名ですが、お茶にはこれらの抗酸化ビタミン類も多く含まれており、他に例をみない最強の『抗酸化飲料』です。緑茶やワインなどに含まれるポリフェノールは、植物が酸化や紫外線から自分自身を守るために作り出している抗酸化成分です。ポリフェノールを含む各成分の抗酸化力を測定したところ、緑茶ポリフェノールである茶カテキンが最も抗酸化力が優れていることも解っています。緑茶のなかで最も多い成分は、渋味成分であるカテキン類です。カテキンの抗酸化作用に関する研究は現在でも数多く研究報告されており、老化や各種疾患の要因とされている酸化的障害を防ぐことが明らかにされています。日本人に馴染みのあるお茶を飲む習慣は活性酸素対策に効果があり、お茶を飲むということは健康を維持することに深く関係しているデータが数多く発表されています。飲み過ぎや過補給でなく、先ずは癒しのお茶時間からでしょうか。

日本茶専門店 新緑園
羽澤 純吾

参考サイト 
・三井農林の研究プロジェクト
http://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/
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