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普段皆さんが飲まれている煎茶を粉末にしたのが『粉末緑茶』です。
一般には、お茶の成分がほぼ100%摂れるといわれています。

粉末緑茶とは?「抹茶」「粉茶」との違いが何か知っていますか?
「粉末緑茶・抹茶・粉茶って同じお茶じゃないの?」と言われることも多いのですが、
それぞれ違うもののようです。

粉末緑茶
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(1)煎茶を粉末にしたのが粉末緑茶です。
では、その煎茶とは何なのか?それは、一般的に飲まれている普通の茶葉のことです。

碾茶(テンチャ)のように、直射日光を遮ったりしないで、普通に育てた茶葉が煎茶です。
煎茶は太陽の日差しをいっぱいに浴びて、伸び伸びと育てた茶葉を、蒸して揉んで乾燥させて、
余分なものを取り除いて作られています。

茶葉は日差しを浴びると、旨み成分のテアニンが渋み成分のカテキンに変身。
そのため、煎茶は碾茶に比べて旨み成分が少なくなっています。

その煎茶を、機械を使って細かく粉末状にすることで粉末緑茶が作られます。
前述したように、煎茶は日光を遮ったりしないで育てるので、
緑茶成分の代表であるカテキンが、碾茶(テンチャ)よりもたくさん含まれています。
だから、カテキンたっぷりの粉末緑茶は、「とても体にいいお茶」とも言えるんですね!

粉末緑茶は、完成した煎茶を粉末状にしたものを指します。
上で述べたように、煎茶は急須であれティーバッグであれ、お湯に抽出して飲みますが、
粉末緑茶はパウダー状なので丸ごといただけます。

粉砕の大きさによって溶けないものもありますが、スイーツや料理など幅広く使用できます。
抹茶ミルがあれば、自宅で手軽に作れる点も魅力です。

(2)抹茶
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日本茶業中央会の定める抹茶の定義は
「覆い下で栽培された生葉を揉まないで乾燥した碾茶を茶臼で挽いて微粉状に製造したもの」
となっています。

そして、「『茶臼で挽いて』という表現は粉砕の代表例を示したもので、
他の方法で微粉末にしても「抹茶」と言える」としており、粉砕機で挽いたものも抹茶と認めている。

この定義に当てはまるものが食品表示で「抹茶」とされているものだが、粉末茶の中には定義に関係なく「加工用抹茶」「工業用抹茶」「食品用抹茶」という名称で流通しているものがあります。

碾茶の生産量と抹茶の流通量を比較すると、世間で流通している抹茶の3分の2は本来の意味の抹茶ではないと見られています。

抹茶に使われる「碾茶(てんちゃ)」は煎茶とは栽培方法が違うようです

茶を摘採まで少なくとも20日以上被覆してその生葉を蒸して揉まずに乾燥せしめたものであります。
玉露と同様、収穫前に被覆した茶葉を蒸し、碾茶炉で乾燥して製造します。

煎茶のように茶葉を揉む工程が無いため、形状は青海苔に似ている。その香気は玉露同様独特のかぶせ香があり、適度に香ばしい。

茶葉の中でもテアニンというアミノ酸の一種(グルタミン酸の誘導体)を多く含み(玉露も同様)、リラックス・集中力を高める効果があります。

抹茶とはこの碾茶を石臼で挽いて粉末状にしたものであり、その保存に用いられたのが茶壺(葉茶壺)であります。

(3)粉茶
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粉茶(こなちゃ)は、荒茶から煎茶を作る製造工程で出た粉状の切れ端を集めたもの です。

茎茶や芽茶と並んで出物と呼ばれる。いわば煎茶の残り滓であるため安価だが、
茶葉の質そのものは煎茶に劣るものではないため、価格の割りに良い味のものが多いとされています。

粉状であるために茶葉の成分が溶け出しやすく、鮮やかな色合いで味の濃い茶を淹れることができます。
熱い湯で短い抽出時間で手早く淹れることができ、味も強いため、寿司の後味を消し口の中をさっぱりさせる目的で、寿司屋のアガリとして出される茶の定番となっています。

一方で茶葉の成分がすばやく抽出されるため、1煎目でお茶が出きってしまい、
煎茶のように何煎も楽しむことは出来ないです。

なお、粉茶はあくまでも煎茶の製造工程で出た「茶葉」であるため、
淹れた後は茶殻が残り、茶葉が溶けきってしまうことはないです。

近年、茶葉そのものを粉砕して、湯に溶かし込んで茶を作る粉末茶が登場し、
混同されることが多くなっているものの、両者はまったくの別物です。

「近年、茶葉そのものを粉砕して、湯に溶かし込んで茶を作る粉末茶が登場し、
混同されることが多くなっているものの、両者はまったくの別物である」
それでは粉末緑茶がなぜ身体によいのでしょうか?
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粉末緑茶と急須で淹れるお茶の違い、それは淹れたお茶の中に含まれている、緑茶成分の量です。
いったいどれほど違うのでしょうか?

粉末緑茶は茶葉を粉末にしたものだから、お茶の中には茶葉がまるごと含まれていて、カテキンなどの緑茶成分が100%入っています。
これに対して急須で淹れたお茶の場合は、30%程度の緑茶成分しか入っていないのです。
そのわけは、お茶を淹れた後の茶殻の中に、約70%もの成分が残ってしまうからです。

比較してみると、
・粉末緑茶は100%
・急須のお茶は30%

この差はかなり大きいですよね。約3倍もあるのです。
お茶の成分が体にいいことは知っていると思いますが、それは急須で淹れたお茶のこと。
こう見ると、そのお茶の3倍も緑茶成分が含まれている粉末緑茶が、いかに体にいいのかということがよくわかっていただけると思います。

「カテキン」「ビタミンC」摂取量が茶葉を急須に入れて飲むよりも、粉末緑茶で飲んだほうがより多く摂取できるようです。

スイーツや香味塩にも使えます
緑茶の栄養を丸ごと摂れる!「粉末緑茶」できれいにダイエットも。
緑茶の栄養を余すことなく摂れる「粉末緑茶」は、健康・美容効果抜群。
おいしく飲むだけでダイエット、美肌、アンチエイジングに役立ちます。
粉末緑茶のメリット、効果、おすすめレシピを詳しくご紹介します。
ぜひ試してみてください。
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▶粉末緑茶を使って牛乳ラテ
牛乳と粉末の緑茶を混ぜ、ハチミチを入れます。
別のカップで牛乳と粉末緑茶を混ぜて、泡立ててからコップに注ぎます。

粉末緑茶を少しふりかければ完成です。

▶粉末緑茶を使ってシフォンケーキ
粉末緑茶のほんのりとした苦味は、スイーツのいいアクセントになります。
こちらのシフォンケーキも水あめの甘みといいバランスで、大人の味わいを楽しめます。
粉末緑茶は最初から粉末になっているため使い勝手もよく、クッキー、スコーン、パウンドケーキなど、さまざまなスイーツの材料に活用できます。

▶天婦羅を食べる際の「香味塩」にも
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ぜひ、みなさんも「粉末緑茶」を飲んでみてくださいね!

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