目次

・日本茶の歩み
「茶」は神話の世界から始まります。伝説の黄帝「神農」は人々のために1日百種近い草を噛んで薬効を確かめ、もし毒を噛んでしまったときには茶の葉を噛んで毒消ししたという。お茶は中国に始まり「薬」でした。その後日本で栄西禅師が「茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」と茶の効能を説き、庶民に広がったのは江戸時代以降です。

・日本茶の想い
日本文化が見直されつつある現在。歴史ある日本茶の良さを伝えたい。石田三成の「三献の茶」の逸話などは、現代に生きる私たちにも響く想いです。
長浜城主となった秀吉は、領内での鷹狩の帰り道、ある寺に立ち寄りました。お茶を所望したところ、寺の小姓は大ぶりの茶碗でぬるいお茶を出したそうです。喉が乾いていた秀吉はそれを一気に飲み干し、お代わりを頼みました。すると小姓が出してきたのは、やや小さめの茶碗でやや熱めのお茶。試しにもう一杯所望したところ、今度は小ぶりの碗に熱く点てた茶を出しました。この小姓の気遣いにとても感心し、秀吉は家来としたそうです。

茶道の世界も日本文化の象徴で私達日本人が世界に誇れる想いがあります。茶室へ向かう飛石や躙り口などは、年齢や身分、立場の違う人も、誰もが皆、同じ歩幅で敷石を踏み歩き、刀を預け、皆が同じ高さに頭を下げて茶室に入り、中では身分の無い主人と客人の関係になります。「もてなしの茶」を目の前で立て、廻し飲みする作法には相互不信の解消や信頼関係の構築があり、そこには静寂の中に向き合う「平和と平等」の空間があったと云われます。アメリカや中東、緊張しているアジア各国、宗教など、世界中の最高責任者同士で茶室会議を催したら、何かしら平和に前進しそうな気がします。

・日本茶から私達に届くこと
現在では成分分析や研究技術も進み、その昔「薬」として飲まれていた、お茶の効果が実証されています。抗酸化、発がん抑制、抗がん作用、抗動脈硬化、血圧上昇抑制、抗菌、抗ウイルス、血糖上昇抑制、抗肥満作用、抗アレルギー、消臭など。
「カテキン」~抗酸化、抗ガン性、消臭、殺菌、動脈硬化抑制など
「カフェイン」~覚醒作用、大脳刺激作用、利尿作用など
「ビタミンC」~メラニン色素抑制、コレステロール抑制、美肌対策など
他にもフラボノールやビタミン各種、フッ素やアミノ酸、亜鉛など、驚く程の成分と効用があります。淹れ方や茶種、品種で効果は様々ですが心身を癒す日本茶としての効果は実証されています。さらに最新の研究による機能性が今後も発表される予定です。
ペットボトルのお茶の普及により急須で飲むお茶が減少傾向ですが、現代の食生活やストレス社会の時代こそ、「お茶」の効用・効果の知識を持ち、私たちの大事な日本文化として、五感で味わえる「お茶」の時間と、おもてなしの心が大切と考えます。
日本茶専門店 新緑園では「My time My select My tea」を推進しております。

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