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徳川家康も愛した「蔵出し茶」とは?

「蔵出し茶」とは、春に収穫した一番茶を昔は蔵で、現在は保存室や冷蔵庫で寝かせてから秋に焙煎したお茶のことで、 「秋の新茶」「熟成茶」「蔵出し熟成茶」とも呼ばれます。
ひと夏の間じっくり低温保存することで、新茶が熟成され角がとれて旨みがたっぷりと引き出されるのです。

蔵出し茶の歴史は古く、徳川家康が始まりと言われています。
家康公はかなりのお茶好きで、静岡県北部にある標高1000メートルを超える井川大日峠にお茶を保存するためのお茶壺屋敷を建てさせ、その蔵で熟成した新茶を秋に飲んだそうです。
新緑園の「秋のお茶」は、いわばその現代版です。

「秋のお茶」がおいしい3つの理由

1.甘みとうま味の強い一番茶
お茶は収穫時期によって味が変わります。春に摘んだお茶は夏や秋に比べ、苦みをもたらすカテキンより甘みをもたらすテアニン、うまみをもたらすグルタミン酸が多いため、深い味わいが楽しめます。

2.熟成によって増す香りと味
お茶を寝かせるとゆっくりと熟成度が増し、新茶特有の爽やかな香りから、まるで花や果実を思わせる甘い香りへと変化します。味も若葉のようなみずみずしさから、角がとれて落ち着いたものへと変化するのです。

3.焙煎でより濃厚な香り甘みに
季節限定用で保存していた「秋のお茶」は、強めの温度で焙煎します。そうすることで香ばしく甘い、火香(ひか)と呼ばれる香りが引き立ち、味わいも濃厚なものになるのです。
焙煎が強すぎると茶葉本来の香りが火香に負けてしまいますが、遠赤外線で茶葉の芯から熱を加えますので、茶葉の上品な香りを残してまろやかな味に仕上がります。

お菓子によく合う「秋のお茶」

少しずつ夜が長くなり、冷気を感じる日が増える今日この頃。

「秋のお茶」は、香り立つ焙煎が特徴です。

おはぎや栗きんとんなど和菓子はもちろん、スイートポテトやアップルパイなどの洋菓子にもよく合います。

お好きなスイーツを用意して、秋の風情を感じながらお過ごし下さい。
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水出しでもOK!

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とはいえ、まだ残暑は続きます。
「秋のお茶」水出し茶でも香ばしさそのままで楽しめますよ!

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