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世界的に茶畑の葉の大半は紅茶となり世界流通しています。日本でお茶といえば緑茶ですが世界的には紅茶。日本茶専門店として緑茶の魅力や味と香り機能性等をお伝え発信していますが国内消費は伸び悩んでおります。ただ私が常々思うのは売る側、伝える側が10年前とあまり変化が見られないと感じております。消費者側は超情報化社会の中、首都圏も地方もSNSや最新のニュースに触れられる環境にあります。そしてお茶の魅力や今からお茶の世界に興味関心を持つであろう方々が日本中に世界中に老若男女を問わず間違いなくいらっしゃいますし、そんな方々は売る側からの魅力ある発信を待ってくれています。

「美味しいお茶ですよ」を集客有る施設やイベントで全国各地の業界関係者がPRしていますが、恐らく30年前位と大きな変化無くその形のままではないでしょうか。もちろん意味が無い事ではありませんし大切な行事イベントとして恒例で行う事は良い事と思います。ただ消費が伸び悩んでる現況をみると変化していく必要性はあると感じています。現在私の知る中では全国各地で新たな視点で日本茶に向き合い発信されている方々が沢山いらっしゃいます。生産者の方であったり新店舗の方、お茶好きの方、研究機関の方、様々な業種と日本茶のコラボ発信等。伝える側の多様性が増加しつつあり嬉しいことです。

そんな業界事情はありますが、宮崎の日本茶専門店として1番の基本は地元で愛されるお茶屋さんであること。地元で応援して頂けるお茶屋さんでないと広がりや成長は無いと考えております。宮崎産の茶葉原料を取り扱っていますが全国に通用するレベル高い生産者が大勢いらっしゃいます。地元産の茶葉を取り扱う側が縮小することで県内生産者の想いや技術、努力されている事が留まる様では、その先に待つ消費者の方々をも裏切る未来となってしまいます。逆の道を歩む為に・・・

各品評会に挑戦している目的の1つはレベル高い茶葉を生産されている方々へのフィードバックです。国内有名茶産地がある中、知名度の低い宮崎県ですが、私は地元の茶葉品質を知る者として「有名産地品質と相違ない!」と感じており品評会で証明したい思いもあり数年前から品評会に挑戦。そして地元の環境で生育した茶葉が国内品評会において有名茶産地と並び高品質評価を得ていること、今年においては世界品質として認められたこと。「美味しいお茶ですよ」に+高付加価値を付けることで生産者には、より高品質への思考や生産意欲が生まれ、消費者の方々には選択出来る楽しみや飲みたい理由が生まれると信じています。幅広い成果が生まれるチャレンジです。

実際、受賞原料の生産者には1番に伝えましたが声を震わせ喜んでくれましたし来年への野望も熱く語ってくれました。また受賞を知りご連絡を下さるお客様がいたり、私達にとっても消費者の方々にとっても良い方向へと向かえる取り組みです。

先ずは地元、そして地方、次ぎに国内、それから世界へ。私達だけではなく地元の応援して下さる方々、地元生産者の方々、関係各所の方々、WEB購入頂いている方々、皆様全員で階段を登れ共有共感出来る夢ある出品チャレンジと思っております。
当然、出品すれば受賞出来る様な甘い世界ではないので、生産技術+新緑園でのブレンド焙煎技術等の品質向上による1+1=5に持って行く努力と試行錯誤は未来永劫の茶畑風景有る限り今後も続きます。
私も大好きな日本茶。まだまだやりたい事チャレンジ出来る事、学ぶ事が山積しております。
輝く日本茶の世界は今からです。

日本茶専門店 新緑園 羽澤純吾

■「Great Taste Awards 2018」イギリスの高級食品組合(Guild of Fine Food)が主催する「食のオスカー」とも呼ばれる食品の国際大会。1955年に始まり、今では世界中から1万点を越えるエントリーがあります。味のみを審査対象とし200名程の一流シェフや料理研究家、フードライターなど、食のエキスパートが集められ評価が一致しない場合は何ラウンドも審査が繰り返され厳正に評価されます。一つ星から三つ星まである評価の内、三つ星は僅か1.5%で7割近い商品は星も与えられません。食品及び飲料の上質でスペシャリティな最高級品質が受賞する国際的なイベント。

■「国際名茶品評会」世界茶連合会が主催する国際的な茶の品評会。2018年の審査会は7月上旬に中国の杭州市で行われ各国から600点以上の出品茶が集まり品質を競いました。表彰式は10月7日(日)にコペンハーゲン茶文化祭において開催。入賞茶の展示や試飲なども行います。

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